豊田自動織機

若手選手インタビュー(後編 1部)

オフシーズンのインタビュー企画として、座談会のような形で、若手選手5人(小笠原寛人選手は遅れての参加)に様々な質問をぶつけました。2本立ての後編は、今季の振り返りや、自身の未来について語ってもらいました。

――今季は河野選手がリーグワンデビューを飾り、デビュー戦でハットトリックを達成するなど大きな爪痕を残しました。リーグワンデビューの率直な心境を教えてください

河野「嬉しいという気持ちはありながらも、チームとしても個人としても責任が大きいなと思いました。負担という言い方ではおかしいですけど、背負うものというか、そういったのは感じました」

鵜野「(小声で)ハットトリックは?」

河野「(笑)。デビュー戦は良かったですが、そこから自分のプレーは出せなかったので、自分はまだまだ上のレベルにいかないといけないと思います。デビューがゴールじゃないとはよく言われると思うんですけど、そこは痛感しました」



――金選手も昨季に1試合出場した経験があります

金「ひとまず嬉しかったですね。ただキャップ数は1で、今季は公式戦の出場はなかったので、悔しい1年にはなりましたけど、1年目の昨季に試合に出られたのはキャリアの中でもすごく良い経験だったと思います。出場時間が短かったので、気づいたら終わってしまったんですけど」

――小笠原選手は今季のレギュラーシーズン第5節の三重ホンダヒート戦で、キックオフ直前にメンバー入りを果たしての出場でした

小笠原「あのときはめっちゃ緊張しましたけど、1周回って何も感じませんでした(笑)。ひたすらベンチ付近をウロチョロしていました」

――失点後のキックオフボールを豪快にキャッチしたのも印象的でした

小笠原「アキさん(清水晶大)に『お前取れよ』みたいに言われて、来ないだろうなと思いながら走ったらホンマに来たんで、『ヤバい!』と思いながら飛んだらドンピシャでした」



金「ベンチもスタンドにいた選手も沸いてたもんな(笑)」

――高島選手と鵜野選手は、リーグワンデビューに対する思いなどはありますか?

鵜野「高卒で社会人に入って、やっぱりスキルなども全然足りていないところもありますが、足りていないぶん練習して、来季は2年目になるので、出たいですね」



高島「来季中に出場できたら多分最年少になると思うので、そういう記録は狙いたいですね」

――お二人は高卒でシャトルズに入りました

鵜野「元々は高校でラグビーを辞めようと思っていたんです。でも、高校の監督に『辞めるのはもったいない』と言われて、シャトルズのテストを受けました」



高島「僕も高校2年生までは、高校まででラグビーを辞めようと思っていました。けど、その年の花園でメンバーに入ったことで、もったいないなと思ったんです。社会人になる道を模索するために、ディビジョン1のチームにも挑戦したけどダメで、進学も考えていたところにシャトルズから声をかけていただきました」

【インタビュー 斎藤弦】