6月3日から、菅平に合宿に来ています。
昨年より1ヶ月ほど遅い入りだったので、朝・晩の冷え込みも少なく、とても過ごしやすい気候でした。しかし、涼しげな顔で朝練習を終える選手もいれば、全身汗でびしょびしょになるほどの選手もおり、その違いに驚かされました。
今月末に日本選手権が控えている沼田・福田・アンカリンジ選手の3名はレースに向けての練習を、その他の選手は主にロードコースやクロスカントリーコースでポイント練習を行ないました。
新人の山本選手は、菅平は初体験で、きつさのわからないポイント練習に緊張しながらも、苦しい中で粘りのある走りを見せてくれました。昨年、クロスカントリーコースでのポイント練習を経験している選手は、ここでの練習のきつさを知っている為、昨年の設定タイムを超える練習内容に身構えてはいましたが、昨年の自分を超えようと必死に追い込み、自信につながった選手も多いと思います。
昨年は、足の状態が良くなく、ポイント練習をすることができなかった万代選手、横江選手も、今年はしっかり追い込む練習を積むことができています。
今年も昨年に引き続き、トレーニングの一環として山登りを行ないました。
標高約2200mの「根子岳」は、昨年は時期が早かった為、山頂付近にまだ雪が残っており、頂上まで行く事を断念した山です。今年こそは、リベンジです!!
天候に恵まれ、くっきりと見える山頂を目指し、万代副主将が隊長となって、いざ出発です。出発後、いつもはよくしゃべる山本選手が、なぜが無口になっていました。どうやら、筋力強化のための重りを背負っての山登りのきつさを先輩達から聞いていたようで、少しでも体力を温存しようとしていたようです。新人ながら、とても計画的な大物です。
数十分経過し、第一関門のダボスの丘付近で、変化がありました。昨年は途中で折り返しだった横江選手が先頭に立ち、いつのまにか隊長は万代選手から横江選手へと交代です。ふくらはぎを使わずに臀部を使って登ることを意識しながら、その後も横江隊長が良いペースでみんなを引っぱりました。呼吸が上がりながらも、ようやく昨年雪で断念した辺りまで来ました。手を使わなければいけないほど急に傾斜がきつくなり、とうとうクライマックス…今年は、頂上まで登頂成功です!! 美しい眺めと、美味しいおにぎりで満足し、下山しました。
【マネージャー鈴木悠梨】