豊田自動織機

JURI REPORT

 
1999年9月5日(日) 対日立ソフトウェア戦 結果
TEAM
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
TOTAL
日立ソフトウェア
0
0
0
0
0
0
0
0
     
0
豊田自動織機
0
0
0
0
0
0
0
1
     
1

延長8回タイブレークをスクイズで勝利

日立ソフトウェア 石川 − 藤本
織 機      高山 - デビー

Photo1 of vs software
Photo2 of vs software
スクイズを決めた小笠原選手
全力でホームにすべり込む吉澤選手

先発高山は、初回を3人で抑える好スタートを切った。
その裏の攻撃、1番岡本がセンター前に打ち返し出塁すると、2番田中がファーストにバントを決め、1アウト2塁と先制のチャンスを作る。しかし、3番内藤、4番デビーが共にライトフライで倒れ、チャンスをものにすることができなかった。
それからお互いに出塁するものの、得点を上げることはできなかった。4回表、この回ソフトウェアの先頭打者にセンター前に打ち返され、バントで送られ1アウト2塁とピンチを迎えてしまう。
4番をファーボールで歩かせ、5番を三振に打ち取り、2アウト2塁とする。
そして6番打者との勝負、1ストライクを取ったあとの次のボールをセンター前に打ち返された。
その間セカンドランナーがホームに向かって突っ込んできたが、センターの白鳥がすかさずホームに投げ、間一髪先取点を奪われずにすんだ。
白鳥の好送球とデビーの体を張ったブロックでピンチを凌ぎ、チームが一気に盛り上った。
そのまま試合が進み7回が終わっても勝負がつかず、延長戦に突入した。
8回表、0アウト2塁(タイブレーク)からのスタート。9番打者がサードに送りバントをしてくるが、サードの瀧澤が3塁に走って来る走者を好タイミングでアウトにして得点のチャンスを潰した。
そのあと、1・2塁となるが、高山が落ち着いて投げ無得点で切り抜け裏の攻撃での得点を期待した。
織機は2塁ランナーに代走吉澤を起用し、吉澤がホームに帰ってくることを期待した。
8番瀧澤がチームの期待にこたえ、バントを決め1アウト3塁とした。
ここでランナーの吉澤と9番小笠原に監督から「スクイズ」のサインが送られた。
皆が見守る中、小笠原がピッチャー前に転がし吉澤がホームに入り、試合が終了した。


<喜びのホームイン>


このスクイズはソフトウェアにとっては意表をつかれたものだったと思う。
サードもファーストも前にはきていなかったし・・・実はあの1点が入った時、何が起こっていたのかわからなかったのです。
ひと・ひと・ひとで見えなかったのです。
あとでビデオを見直してみたら、ホームに入った吉澤の動きがすごかった。
キャッチャーを吹き飛ばしながらホームに入り、審判がセーフと判定した瞬間に何度も何度もホームを踏み喜びを表していた。
夢中でホームに帰ってきた吉澤の全てがでていた映像だったと思う。
何度見ても良い瞬間だと思った。