豊田自動織機

若手選手インタビュー(後編 2部)

オフシーズンのインタビュー企画として、座談会のような形で、若手選手5人(小笠原寛人選手は遅れての参加)に様々な質問をぶつけました。2本立ての後編は、今季の振り返りや、自身の未来について語ってもらいました。

――みなさんに自身の5年後の姿を想像してほしいんですが、どんな選手、人になっていると思いますか?

河野「チームは日本一になっているとして、自分自身はチームの核となっていたいです。5年後は29歳なので、後輩に指導できるぐらいの人になっていたいと思います」

――トライ王などの個人タイトルは目指したいですか?

河野「そうですね。必然となれているようにしたいです」

鵜野「カッコええ(笑)」

金「おちょくられてるやん(笑)」

金「僕は5年後30歳で、ベテランって言われる立ち位置にいると思います。今季でナベさん(渡邊友哉)が引退されましたけど、1つのチームで長いキャリアを積んで、ナベさんのように惜しまれて引退する人間になりたいですね。周りから信頼されて、愛される選手や人になりたいです」



小笠原「シャトルズでバリバリ試合に出て、みんなから頼ってもらえるような選手になりたいです。それで、31、2歳で現役バリバリのまま引退したいです」

金「惜しまれて?」

小笠原「そう」

河野「『もうちょっとやってくれよ!』って言われながら引退するのか」

小笠原「それが一番いいね」

河野「俺はそうなっても絶対言わない(笑)」

小笠原「竣太がそう言ってくれるようになったら引退しようかな(笑)」



鵜野「僕はワールドカップに出たいですね」

河野「今回も選ばれる予定やったもんな」

鵜野「予定ではそうだったんですけど、ちょっとプランが崩れて(笑)」

金「5年後24歳ってすごない(笑)いまの俺らくらいやんな」

河野「次回のワールドカップはどこで開催?」

鵜野「…。」

高島「僕は新人賞とか取りたいですね」

金「5年後って資格あんの?」

河野「たぶん3年目くらいまでだと思います」

高島「ああー。じゃあ来季に新人賞取ります」

金「いいね。あるよあるよ」

――では5年後はMVPでどうでしょうか?

高島「いいですね」

河野「シーズン後のアワードに呼ばれたいな」



高島「あの場でスーツ着たいですね」

金「カッコええな。ピッチピチのスーツでな(笑)」

金「このチームにはディベロップメントグループというのがあって、入社3年目もしくは25歳以下の若手が属するグループがあるんです。そこを鵜野が卒業するとき、僕が5年後の30歳なんですよ。だから鵜野がディベロップメントグループを卒業するまでは見届けたい。それは鵜野が入団したときから思っていました」



――5年後には鵜野選手も若手選手を束ねる役回りになっているということですね

金「5年後25歳やで?(笑)」

鵜野「ヤバい」

金「來亜が鵜野の1つ年下じゃないですか。なので鵜野がタメ口を使っているのがすごく新鮮で(笑)。鵜野が先輩になったことに目新しさを感じます」

――鵜野選手は後輩が入ったことで心境の変化はありましたか?

鵜野「ポジションが違うので、練習のときはあまり関わることもないんですけど、嬉しいですね」

金「來亜とご飯行ったら奢ってあげないといかんな」

鵜野「そうですね」

高島「割り勘じゃないすか?(笑)」

――では最後に、来季の目標とファンの方々へメッセージをお願いします

鵜野「じゃあ僕から(笑)。来季はメンバー入りを目標に、若いなりに元気にプレーします。街で見かけたらどんどん声をかけてください」



金「来季の目標は引き続きディビジョン1に昇格することです。個人としては、今季試合に出られなかったので、プレータイムを得られるようにアピールして、1試合でも多く出場したいです。ファンのみなさんの応援が選手全員の力になりましたし、昇格できなかったのは残念ですが、来季はみなさんの期待に応えられるようにしたいです」

小笠原「来季はまずケガをせず、プレシーズンでアピールできるようにして、公式戦のメンバーに最初から選ばれるようにしたいです。ファンのみなさんには、見かけたら『あ、小笠原や!』となってもらえるくらい活躍できるように、応援される人間になりたいと思っているので、ぜひ声をかけてもらえると嬉しいです」

河野「来季は『こいつならトライを取ってくれる』と思われるくらいの人になりたいです。ファンのみなさんにも、信頼してもらえるように頑張りますので、ぜひ注目してください」



高島「来季は絶対に試合に出ます。そのためにしっかり体づくりをして、スキルであったり、戦術眼であったりをもっと深く追求できるようになりたいです。ファンのみなさんには、若いから無理じゃないかと思われないように、プレーで見せたいなと思います」

【インタビュー 斎藤弦】